3Dプリンターで物を造るには3Dデータの用意が必要です。以前から3D CADを利用していた製造業では3Dプリンターの導入が急速に進んでいますが、それ以外の多くの分野では特化したソフトウェアがあまりなく、汎用CADの習得コストや操作の煩雑さが3Dプリンターの普及に至らない要因の一つとなっております。
弊社では「設計の自動化による3Dプリンター活用」をテーマに掲げ、複数の企業や大学と連携して医療・福祉を始めとした各専門分野に特化したソフトウェアを開発しています。自動化された専用ソフトウェアでは3Dスキャンデータを基に3Dプリント用データを設計し、汎用CADなら数時間~数日かかる作業がほんの数分~数十分程度での完成を実現します。
また医療や製造業をはじめ、各方面で3Dデータなどを扱うソフトの開発を行っております。
東北大学大学院医学系研究科との共同研究で開発しました。
治療計画時のCT撮影で得られたDICOMデータから、3Dプリント可能な放射線治療用の固定具やファントムの3D形状データを自動設計します。
現在、学習研究用ソフトとして株式会社イノベーションゲートから販売中です。(※医薬品医療機器法未承認)
関連文献:
下肢切断者の断端の3Dスキャンデータを基に、3Dプリンターで出力可能な義足の自動設計を行う専用ソフトウェアを開発しました。
2つのDICOM画像間でレジストレーション(位置合わせ)処理を行うソフトウェアを東北大学と共同で開発しました。
物体の外側だけでなく内部構造までを含めた形状を編集し、3Dプリンター向けのデータを出力します。
複雑な格子やジャイロイドなどのパターンを適用し、単純なインフィルの調整だけでは困難な柔らかさの微調整を可能にします。
画像提供:慶應義塾大学ソーシャルファブリケーションラボ
STLファイルなどを読み込み、造形用データのオーバーハングに自動または手動でサポートを生成し、各光造形機に対応するスライス画像を出力します。株式会社リアルビジョンシステムズを販売代理店として、国内外の光造形機向けにOEM提供しています。
切削機で加工する冶具設計データを3D表示します。
VRシステム向けにデータ量を削減して表示の軽量化を行います。
STLデータの編集を行う製品です。ウエスト商会から販売中です。
上記のソフトウェアについて、また特注ソフトの開発依頼、その他ご相談などありましたらお気軽に弊社までお問い合わせください。
support@tetraface.co.jp